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2017年09月25日

高塚川の浸水対策急ピッチ 浜松市、大規模被害から2年

 
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/bosai/report/405463.html

@S (2017/9/24 13:10)

 2015年9月、秋雨前線と台風18号の影響で浜松市南部の高塚川流域で大規模な浸水被害が発生してから2年が経過した。市はことし3月、高塚川の浸水対策アクションプランを策定し、河川改修とともに土のうステーションの設置や河川映像のインターネット配信などの対策を進めている。同プランは同規模の降雨に対して「床上浸水ゼロ」を目標に掲げるが、近年全国各地で集中豪雨による水害が多発しているため、市は対策を急いでいる。
 高塚川流域では近年浸水被害が頻発している。15年9月7~8日の大雨では総雨量が231ミリに達し、16戸が床上、71戸が床下浸水した。14年と10年にも床上浸水が発生し、04年11月の大雨では最大時間雨量が64ミリに上り、多数の住宅が浸水被害を受けた。
 馬込川支流の高塚川の流域は水がたまりやすいくぼ地になっている。近年は宅地化が進んだ影響で、以前は田畑に貯留していた雨がすぐに川へ流れ込んでしまうことが被害多発の原因とみられる。馬込川の水位が上がると、高塚川の水が流れにくくなり、高塚川につながる水路や排水路があふれる「内水被害」による浸水が起きやすいという。
 市は高塚川の川底を掘ってより多くの水を流せるようにする河床掘削を進め、約3分の1の作業が完了した。小中学校の校庭などにせきを設け、一時的に雨水をためて川に流れ込む水の量を調整する貯留施設の整備も続けている。

 こうしたハード整備は時間を要し、予算も確保しなければならないため、ソフト対策も同時に進めている。土のうステーションを流域の可美、新津地区に既に配備した。浸水や冠水が起きやすい市内河川に設置したライブカメラ映像などをインターネット配信する「市土木防災情報システム」も16年6月から始動させた。
 市河川課の白柳裕一課長は「河川改修や施設整備だけでなく、水害が起きることを前提に、市民の意識を高めていくことが大切」と話す。

 ■長時間豪雨は対処しきれず
 福岡、大分両県合わせて死者・行方不明者41人を出した7月の九州北部豪雨では、福岡県朝倉市付近で雨雲が帯状に連なる線状降水帯が発生した。最大時間雨量129ミリの猛烈な雨に見舞われ、24時間雨量は500ミリを超えた。
 浜松市は近年集中豪雨や台風による水害が全国各地で多発していることを受け、2015年度から総合的な排水計画「雨水管理計画」の策定を進めている。過去の水害や地形の特徴などを参考に、流域単位などで重点対策エリアを市内約20カ所に絞り込んでいる。19年度末の完了を目指してエリアごとの対策を進める方針。
 ただ、近年全国各地で1時間雨量が100ミリを超え数時間降り続く豪雨が発生しているが、浜松市で同規模の豪雨に見舞われた場合、「計画やアクションプランが完了しても、水害を完全に防ぐことは困難」(担当者)としている。

2015/09/09
ヽ( ´_`)丿


2014/10/06
湛水





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