竹シートランプ

cho8

2014年06月20日 08:08

 
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0920140620caak.html

伊藤製作所、竹シート素材使った小型・軽量ランプを開発

掲載日 2014年06月20日

 【浜松】伊藤製作所(浜松市西区、伊藤康文社長、053・448・4824)は、竹シート素材製の小型・軽量なランプ(写真)を開発、2014年秋に発売する。直径24センチ×高さ14センチメートルで重さ280グラム。形状デザインの工夫により点灯した時に風車状の影が映るほか、内部に熱がこもりにくくした。価格は2万5000円(消費税抜き)の予定。

 LEDライトを搭載。家庭用100ボルト電源で点灯する。竹シート素材は突板2枚を貼り合わせたもので厚さは0・5ミリメートル。独自にデザイン設計したランプシェードは、羽状に切り抜いた14枚のシート材を組み合わせた。サイズは直径27・5センチメートルと大きめのタイプも用意した。

 同社の主力事業はピアノ用木製部品の製造で、国内大手ピアノメーカー向けに供給している。新規分野として「いままで世の中にないデザイン・コンセプトのランプを創った」(伊藤社長)としている。


浜松の会社がランプ開発

中日新聞  6月26日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20140626/CK2014062602000086.html


 木製品加工の伊藤製作所(浜松市西区)は、独自開発した竹のシート材を用いたフロアランプを商品化した。シート材は、二〇〇七年に滑空機の競技大会「鳥人間コンテスト」で優勝した機体の素材として開発し、応用分野の開拓を進めてきた。年内の販売を予定している。

 竹のシート材は、竹の集成材を薄くスライスして重ね合わせた合板。滑空機の機体に使うカーボン材が高価で加工が難しいことから、代用品として伊藤製作所などが開発し、特許申請もしているという。

 伊藤康文社長は知人らと〇六年から鳥人間コンテストに出場。竹シート材による機体の軽量化を実現し、〇七年に滑空機部門フォーミュラクラスで優勝を果たした。その後、シート材の製品化を模索してきた。

 フロアランプは、羽根状に切ったシート材を重ね合わせたデザイン。価格は二万五千~三万円を想定しており、竹という和風の素材を生かし、国内の旅館や海外への販売を検討している。

 伊藤社長は「軽くて丈夫で、木の温かみもある。ランプのほかにも、いろいろな応用製品を開発していきたい」と話している。今後はシート材を断熱材に貼り付けた椅子などを計画。将来的には浜松市内の放置竹林の竹材の有効活用も進めていくという。



竹合板でフロアランプ 浜松・伊藤製作所

静岡新聞(2014/7/ 2 14:30) http://www.at-s.com/news/detail/1093603276.html


伊藤製作所が商品化した竹シート材を使ったフロアランプ=6月、浜松市西区


 木製品製造の伊藤製作所(浜松市西区)はこのほど、竹を使ったフロアランプを商品化した。竹の突板を合板に加工した独自素材「竹シート材」14枚を組み合わせ、カボチャをモチーフにした形状に仕上げた。竹は高知県産だが、「将来的に浜松産を使いたい」(伊藤康文社長)とし、他のインテリア雑貨や家具の商品化も目指す。
 フロアランプはシート材が電球を包み込むようなデザインで、「シート材の隙間から漏れる光が癒やし効果を生む」(開発担当者)という。竹は熱に弱く、電球の発光により曲がったり、焼けたりする可能性があるため、シート材に補強剤を接着して耐熱性を高めた。
 シート材は2007年に同社が開発したが、販路が広がらず自社での商品開発に踏み切った。手作りのため、販売目標は年間60台。受注生産で対応する。
 大きさは小(高さ14センチ、幅24センチ)と大(高さ15センチ、幅27センチ)の2種類で、価格は2万5千〜3万円。

 
 

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