水の都;入野

cho8

2013年03月03日 21:45


入野は昔、水の都であったようである@第2回佐鳴湖交流会



「佐鳴湖」を語る 静大浜松キャンパスで交流会
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20130304/CK2013030402000040.html
中日新聞 2013年3月4日

 浜松市西部の佐鳴湖の環境などを話し合う佐鳴湖交流会が三日、中区の静岡大浜松キャンパス佐鳴会館で開かれた。ヤマトシジミ復活に取り組むNPO法人スタッフらが活動報告をしたほか、住民三十人が水質浄化や生態系の課題などをテーマに討論した。

 静岡大と市、県、自治会でつくる佐鳴湖地域協議会が共催した。

 NPO法人縄文楽校(がっこう)の鈴木信行氏は、佐鳴湖南岸で二〇一一年に干潟をつくったところ、それまでなかったヤマトシジミの稚貝発生を確認したと報告した。夏場にプランクトンのニホンイサザアミの大量発生があったことや、その死骸(しがい)による湖底の汚れがヤマトシジミの生存率に影響している可能性も指摘。「干潟は湖水にさほど漬からないため、影響を受けなかったのではないか」と見立てた。

 浜松北高の辻野兼範教諭は〇八年に購入した母貝から人工授精させたヤマトシジミが一二年、五世代目の種苗育成に至った成果を報告。宍道湖(島根県)で一七ミリ以上に育つのに三年以上がかかるのに対し、佐鳴湖では一年で二〇ミリに育つことも確認したと話した。

 住民討論では「流域で下水道が整備され、湖に入る水が減った。浄化に、わき水を引いてはどうか」「外来種のミドリガメが目立つ」などの意見があった。

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